Xmajor blog

Xmajor の活動の記録や,メンバーが考えていること,メンバーの素顔(?)などを綴っていきます!

挑戦・挫折・成長―学生のための政策立案コンテスト:GEIL

先日、関東の学生団体GEILさんのメンバー4名が京大に来られ、ご縁があってお話をさせて頂く機会がありました。GEILのみなさん、はるばる京都までありがとうございました!

 

GEILというのは、「学生のための政策立案コンテスト」という毎年夏に1週間かけて行われるイベントです。今年で14年目ということで、ビジネスプランコンテストのKINGなどと共に知っている人も多いと思います。メンバーはほぼ1,2年生で、丸一年かけて作り上げるとのことです。この間の成長というのは著しいものがあるだろうなと思います。

 

 

 

さて、「学生が政策立案を行う」ことの意義について、少しだけ私見を述べてみたいと思います。(ここはGEILさんの考えとは無関係です!)

 

 

結論から入ると、それは「政策を評価するときに何を考慮すべきか」を知ることだと思います。

例えば飲食店の評価をするとしたとき、料理の味だけでなく料金や、料理が出てくるまでのスピード、メニューの幅広さ、お酒の数、お店の雰囲気、お店の人のホスピタリティなどなど、いろいろなことを考えます。

 

ところが政策の場合ですが、私たちはどうやってこれを評価しているでしょうか?おそらく一般の人の多くは新聞やテレビ、ネットなどから受け取っている情報による評価や解釈を、そのまま受けとっているだけだと思います。そしてああだこうだと批評する。しかしこれ、本当に自分でものを考えて解釈し、評価をしているでしょうか?

 

自分の頭で情報を吟味し考える、ということができて初めて自分の意見を持つことができるのだと思います。そして民主主義が機能するためには、政策について「自分の意見を持つ」ということが重要です。

 

さらに自分の意見を持つためには、何を考慮しないといけないのかを知る必要があります。そこで有効なのは、実際にやってみる、という経験です。

 

例を挙げると、僕は小中高とずっと野球をしていたので、プロ野球や甲子園を見ていて自分の考えを持つことができます。その意見は、自分では経験がなく、スポーツ新聞を見てよく知った気になっているだけの人よりは、まともである(はず!)でしょう。

 

ということは、政策を評価する、自分の意見を持つことできるためには、政策を考えてみる、作ってみるという経験があれば、非常に価値のあることになります。

 

したがって学生が政策立案を行うことの意義は、学生たちがその後、政策に対して考えるべき要所を押えながら自分の頭で考え、意見を持つことができるようになるということだと思います。

 

 

 

余談を一つ。富山和彦さんという方が書かれた『挫折力』(PHPビジネス新書)という本があります。簡単に言うと、「挫折を経験し乗り越えることで人は強くなる。特にリーダーとなる人には必ずその経験が必要だ」という感じだったと思います(今手元にないのが残念!)。挫折は何かに挑戦しないと始まらない。僕は一年以上前に読んだのですが、自分にとって大きなこと挑戦する勇気を頂いたのを覚えています。

 

GEILでは一週間の合宿形式で、官僚の方や専門家にも話を聞きながらチームで政策を作っていくそうですが、その中で参加者は必ず挫折を経験するだろうと思います。本気で取り組んで、挫折を経験し、それでも止まらず前に進む。政策に興味のある人、成長意欲のある人は挑戦されてみてはいかがでしょうか?

GEIL:学生のための政策立案コンテスト

 

(木下) 

 

________

 

いよいよ明日!Xmajorの今期初の討論会を行います!
大学の一般教養の授業を活用した取組みです。興味がある方はご覧ください。あと数名は参加可能です。以下のページから!

Xmajor LAP討論会(一般教養科目を学びあおう!)

 関連ブログ:授業を通して教養される