大学の価値は、自分たち次第。

Xmajorでは、「大学にいることの価値を最大化する」を理念に掲げ、活動しています！

僕たち大学生は、当然ながら経済的にも時間的にも大学に対して最も大きな投資をしています。それは本来、「大学にはその投資をするだけの価値があるから」であるはずです。その価値の中でも最も大きなものの一つは、「知」だと思います。ただし、この価値を十分に得ていると実感している人は少ないかもしれません。

大学における「知」という価値は、日本社会に眠る個人資産に例えられるかもしれません。財政赤字が１０００兆円を超え、デフレ・不況と言われる一方で、個人資産は１５００兆円もあります。しかしそのうち６割は６０歳以上の方々で、実際には社会に還元されていない資産がかなりあります。すなわち、日本が持つ「資産」を十分に活用できていない状態です。

さて、それでは日本社会では、６０歳以上の人が積極的に社会に還元するように努めるべきなのでしょうか？

たしかにそうかもしれませんが、しかし実際問題として、４０年も懸命に会社勤めをして来た人が、急に資産を社会のために活用しようといっても難しいでしょう。どこに使うべきかも分からなければ、その手段もないのが実情でしょう...

ところで、大学において教授たちが持つ「知」という資産もそれと同じようなものではないでしょうか？教授の側がもっと一生懸命に学生を育てる努力をすべきと見ることもできますが、しかしその実現方法は簡単ではない。だからこそ、僕たち学生の側が、その資産を上手に引き出す工夫をすれば、大学生にとって、大学にとって、より良い知の伝達が生まれるのではないでしょうか？

Xmajorでは、そうした仕組みづくりを目指して活動しています！大学にいることの価値は「知」以外にも、「人との出会い」や「旅」などたくさんあると思います。そうした様々な「大学にいることの価値」を再発見していくことも大事なプロセスです。自分たちにとっての大学の価値は、自分たち次第。正解もマニュアルもありませんが、「これはやる価値があるのではないか」という仕掛けをこれからも試行錯誤しながら創り出していきたいと思います！

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2012年10月からは、「知」という大学の莫大な資産を存分に活用するプログラム『Xstudy 〜大学生のため学際研究コンテスト』を実施します。こちらも参加者募集中ですので、興味の有る方はこちらのHPをご覧ください！

（木下）