Xmajor blog

Xmajor の活動の記録や,メンバーが考えていること,メンバーの素顔(?)などを綴っていきます!

Xstudy感想集④「動機・目的・満足度」編

 木下です.

 

 前回の感想集から随分と日が空いてしまいました.サボってちゃいけませんね.Xmajorのルールとして,「頼まれたことは最後までやりきる」です.反省.

 

 

 さて,気を取り直してXstudyの感想集の最終版です!今回は,「参加した動機・目的と,それがどの程度達成し,満足できたか」です.では.

 

 

◆◆

 

1】参加した動機/目的/期待したことは?

Xstudyに参加した理由は、今までの何もせずにだらだら過ごしていた学生生活を変えるためです。

参加する事で、何か自分の生活や意識が変わるかもしれないという期待がありました。また色んな人と接することで、得られるものがあるのではないかと考えていました。

 

2】それはどのくらい達成/満足した?

全て達成できました!!

この企画に参加した事で、以前よりも数倍、学問に対して興味を持つようになりましたし、もっと色んなことを知りたいと思うようになりました。それに、フットワークも軽くなりました。

 

3】思っていた以上に得たこと,または物足りなかったことは?

学問に対する知識だけではなく、問題に対する解決の方法、ものの見方、理論の流れ、プレゼンの仕方など、学問以外の知識を沢山得る事ができました。

 

外部の人の講義が凄く楽しかったです。なので、もう少しそういうものがあれば嬉しかったです。あともう1回くらいあれば、満足だったかもしれません。

 

(商・2回・女)

 

 

1】参加した動機/目的/期待したことは?

法学部は卒業論文がなく、きちんと研究・学問をする機会がありませんでした。そのため、大学生活最後にきちんと一つのことについて学ぶ機会を設けたかった、というのがXstudyに参加した目的です。また、そういった研究プロセス・内容だけでなく、幅広い大学・学部の仲間と交流を持ちたかったというのもXstudyに期待したことでした。

 

2】それはどのくらい達成/満足した?

「持続可能な社会」という研究テーマについて、参加前よりだいぶ知識が増えました。しかし、内容が膨大ということもあるのですが、漠然とした理解に終始してしまった感も否めません。まだまだ今後も勉強を続けていきたいと思います。

幅広い大学・学部の仲間と交流できたかどうかについては、班のメンバーの中に他大学や他学部がおり、ちゃんと交流ができたと思います。ただ、木曜のHR

に参加できなかった分、他のチームの学生とあまり交流を持てなかったのが残念でした。

 

3】思っていた以上に得たこと,または物足りなかったことは?

物足りなかったこととして、テーマについての深みのある理解です。これは、自分の勉強がしっかり進められなかった点に原因があるので反省したいと思います。自分で色んな書物を読み、できれば大学の教授にもっと話を聞きにいけば良かったです。

 

(法・4回・男)

 

 

1】参加した動機/目的/期待したことは?

Xstudyの考え方にとても共感出来たので参加しました。1つの課題に対してあらゆる分野からアプローチを行うことはこれから社会に出て、貢献して行くためには必要になる考え方だと思います。また、大学、学部、学年の枠を超えて、様々な人と交流出来ることに興味をもちました。

 

2】それはどのくらい達成/満足した?

当初、予想していた以上に参加したことに満足しています。

それぞれ、チームで紆余曲折はあったと思いますが、それぞれのチームとしての課題に対する答えを導き出し、最終発表にまで繋げ、投げ出すことがなかったことが良かったと思います。だからこそ、やりきったと思うことが出来、満足することが出来たのだと思います。

 

 

3】思っていた以上に得たこと,または物足りなかったことは?

今回、持続可能な社会というテーマで研究を進めることによって、世界について少しは理解を深めることが出来ました。普通に今まで通り大学生活を送っていたら、考えないし、自ら真剣に学ぼうとは思いませんでした。これから社会に出ていく人間として恥ずかしいとは思いますが、正直なところ、今まで私は社会や世界で起こっていることも人事のようにしか思えませんでした。しかし、Xstudyで社会や世界と自分との接点を主体的に捉えることができるようになりました。

 

少し物足りなさを感じたことは、今回の最終発表での研究成果を何かしらの形で社会に提案できなかったことです。私たちは学生でまだまだ研究と呼べることも出来ていないと思いますが、今回の研究成果を社会に提案出来て、具体的な形とすることが出来たなら、私たちが今、大学で学んでいる意味をより強く感じることが出来ると思いました。また、学ぶことの意味や面白さを再確認出来る場となると思います。

 

(経営・4回・女)

 

◆◆

 

 

 

 以上です.運営側としても本当に参考になります.Xstudy参加者のみなさん,本当にありがとうございました!

 

 感想集は今回で終わりになります.次回はこれらの感想集も踏まえて,Xstudyを企画・運営してきた僕たちXmajorの立場として振り返りをしたいと思います.

 

 

Turning! 【卒業文集② 木下浩之】

木下です.Xmajorメンバーは修士で卒業する人が多いですが,僕は学部の卒業です.でも,大学に入学したのは彼らと同じ年だったりします.ということは,つまり,そういうことです.

そんな僕の書くことですから,ちゃんとした方々の参考になるかどうか分かりません.ですが「多様性」というXmajorが大事にしている言葉を盾に,好き勝手に書いてみようと思います.

 

■学生生活のターニングポイント

これはたくさんありました.言い換えれば,決定的なものはありませんでした.

思いつくままに列挙してみると,いくつかの学生団体への参加,いくつかのNPO法人の活動への参加,能力開発系のプログラムへの参加,ITベンチャーの方々との出会い,イベントの企画,このXmajorの立ち上げ,大学の組織でのインターン,何人かの先生との出会い,などなど.この中で優劣はつけられません.一つ一つは決して小さくないですが,いずれも<ワン オブ ザ ターニングポインツ>でした.

「ターニングポイント」と聞くと,僕などはつい小説なんかにありそうな「劇的な何かでなければならない」と思ってしまいます.ですが,僕には訪れませんでした.むしろ,そこそこのターニングポイントがたくさんあったことを嬉しく思っています.

さて,決定的に重要なものを選ぶことはできないのですが,一つくらいは例を挙げてみたいと思います.一連のターニングポインツの起点となった<ファースト ポイント>です.

それは大学2回生,ちょうど20歳の誕生日を迎えたときでした.そのころ僕はサークルにも入らず,学部にも興味を失くして(反発して?),バイト浸けの毎日を送っていました.それなりに楽しいつもり,だけどどこか不満.満たされない.やりがいがあるような,ないような… ビジネス誌や自己啓発系の本を読んだりしては「自分も何かしたい!」「機会があれば何でもしてやる」と思っているくせに,想いと言葉と行動が全部バラバラで,実際は何もしていない自分が嫌でした.

そんなときに迎えた20歳の誕生日,木屋町のバイト先でテキーラ諸々をありがたく頂いて酩酊する一方で,一つのことを決めました
「失うものなんてない.失敗してもいいから,とにかく行動しよう.」

これがファーストポイントでした.この後,急に何かが変わったということはありません.ですが,誘われたことは,それも何かの縁だと思って参加するようになりました.些細な変化でした.とある学生団体に関わるようになりました.行動する場所が変わり始めました.変化が変化を呼びました.

もちろん,いいことばかりではありませんでした.嫌なこと,悔しいこと,苦い経験,後味の悪いこともありました.でも,ようやく失敗することができました.バッターボックスに立ったからこそ,三振することもできました.

静止しているものを動かすのには大きな力がいるけれど,動いているものに変化を与えるのは簡単です.振り返って見ると,この変化の連鎖がたくさんのターニングポインツになっていました.そして今もその途上にいます.

 


■自分にとって大学とは何だったか

僕にとっての大学という存在の意味は,入学以来めまぐるしく変化してきました.時系列に並べると,
あこがれ → 幻想 → 束縛 →→→ ちょっと可能性 → 大きな可能性 → 自由
という感じです.したがって今はとても充実しています.Xmajorは,「ちょっと可能性」から「大きな可能性」への過渡期に生まれました.その後,「幻滅」や「茫然自失」とかにならなくて良かったです.

深くは触れませんが,こうして並べてみると,これは自分自身のあり方をそのまま反映していたのだと思えてきます.さきに挙げたファースト ターニングポイントは,ちょうど「束縛」の段階でした.ここからサム ターニングポインツがあって,「ちょっと可能性」にたどりつきました.

 

(以下,2/18 14:30加筆)

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上で,「Xmajorは,「ちょっと可能性」から「大きな可能性」への過渡期に生まれました.」と書きました.この辺りをもう少し補足したいと思います.

 

僕がたしか4回生のとき,NHKで『ハーバード白熱教室』を観ました.マイケル・サンデル教授の政治哲学の授業1000名ほどの学生が詰めかけます.驚いたのは,それだけの人数の中で学生が質問に対して意見を述べ合い議論をしているということ.テレビの編集にもよるのでしょうが,学生・教授両者の授業に対する真剣で積極的な姿勢に感動しました.こいつら(失礼)はこんな環境で学んでいるのか.これだから強くなるのか.うらやましい…

 

いや,ちょっと待て.こいつらだってオレと同じくらいの歳だ.ただの学生だ.うちの大学でもこれくらい出来ていいじゃないか.こんな雰囲気があってもいいじゃないか.できないわけがない.雰囲気なんてのは会話環境だ.自分の周りでそんな会話環境を作っていけばいいじゃないか.

 

僕がXmajorをやってきた背景にはこんな気持ちがありました.討論会から始め,Liberal Arts Programをやり,Xstudyができました.気がつけば会話環境が育まれていました.「多くの大学生は,もっと学びたくて,もっと成長したがっている.」そう実感しました.ここに「大きな可能性」があります.僕にとって大学は,そんな場になっていきました.

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いまは「自由」です.環境は自分次第で変化しうると思えます.自分が主体的に働きかける.責任をもつ,すなわち自分が原因であるという立場をとる.だから影響できる.扱える.そうすると,環境の方が変わってくる.自分のままでいれる.素直であれる.だから「自由」です.

 

 

■大学1回生に今伝えたい事

たかだか5,6年長く生きているだけなので自分が伝えたいと思うことが本当にためになるのか分かりません.なので,参考にはしても信じないようにしてほしいです.

という断りをした上で僕が伝えたいことは,
自分の目で見て,自分の頭で考えて,自分の意思と責任で行動する
ということです.

<知っているつもり>と<知っている>との区別をつけることが大事だと思います.<誰かの考え>と<自分の考え>の違いとも言えるかもしれません.

とは言ってみたものの,それを心がけようと決めたところで意味はありません.<意識を変える>はまだ何も変わっていません.<行動を変える>ことで意識も宿ります.ということで,独断的ですが,行動レベルでの提案を一つさせてもらおうと思います.

 提案: プラトンの著作を3〜5冊ほど読む

岩波文庫から出ています.Amazonやブックオフでも買えます.僕がプラトンを推すのは,その思想が好きとか哲学をすべきとかいう意味ではありません.ものを知るということ,論理的に考えるということを,まざまざと見せてくれるからです.右脳的に学ぶことができる,という感じでしょうか.ハーバード白熱教室で知られマイケル・サンデルの授業は,学生に質問を投げかけ,学生からの答えに基づいて議論を進めていきます.これはソクラテス・メソッドと言われたりします.そしてこのソクラテス・メソッドの原典が,プラトンの著作です.プラトンは「知識とは何か」を題材とした『テアイテトス』のなかで,ソクラテスに自らの対話の仕方を<産婆法>として語らせています.興味のある方は是非.

好みもあると思いますが,<学問する>場にいる人にとって,読んで損はないと思います.読んでみて何を言ってるのかサッパリということもあるでしょうが,僕も何のこっちゃ分からんと思いながら読んでいたので,ご心配なく.そのうち慣れます.

 

■今後の抱負

今後は2年間大学院に行きます.学部時代はいろいろと余計な活動に精を出してきたので,大学院では腰を据えてじっくりと学問したいです.そして専門と言える軸をつくり,社会に貢献していきたいです.

案の定ながながと書いてしまいました.最後までお読み下さり,ありがとうございました.

 

【 過去の卒業文集】

 ①大植編

 

 

Xstudy 感想集③「今年の課題」編

木下です.

少し日が空きましたが,Xstudy参加者の振り返りから,今回は「今年取り組みたい課題は?」です.

 

 

 

 

本を読むこと!読んでいくうちに理解力は付くと思うし、知識が増えて自信が付くことで、議論にも積極的に参加できるようになると思う。幅広いジャンルの本を読みたい!

(商・2回・女)

 

 

ものごとを整理する力を身に着けることです。どんなテーマに対しても、論点を明確化し、あらゆる事実やデータ、考えの段階やつながりを常に考えながら議論ができる力を身に着けたいと思います。

(総人・3回・女)

 

 

チームの成果を最大化させることです。

得意・不得意は皆それぞれあると思うのですが、各自がうまく協力することで個人での成果をはるかに上回る成果を出すことが可能である、改めて知りました。本来チームでの活動は好きだったのですが、今年は重点的にチームビルディングの能力等を高め、集団での成果の出し方を習得したいです。

 

今までは「日本のエネルギー政策」について考えてきましたが、ここからの1カ月ほどは、ある機会のおかげで「バングラディシュの水問題」について考え実行することになりそうです。ここでも複数名でチームを組んで活動するのですが、Xstudyの活動で得た経験を生かして、頑張りたいと思います。

(法・4回・男)

 

 

自分の役にたちそうとかを考える前に自分の興味に従ってまずは本をもっと読もうと思う。そうすることで知的好奇心や内発的な行動ができると思う。

(法・2回・女)

 

 

自分の中にある(あった)問題意識について、明確なメスを入れること。

ぼんやりしている「社会を変える」という目標を具現化して、自分の言葉が生まれやすい環境をつくること。

ノートに書く、会った人に聞く、当事者の言葉を知る。

(社会・2回・女)

 

 

「言葉で相手に自分の考えていることを正確に伝える」スキルを身につけること。

(法・4回・女)

 

 

・専門の原型を見出すこと.

・すべてに責任を持つこと.

・段取りを徹底すること.

(工科・M2・男)

 

 

 

 

今回は以上です!次回は感想集の最終回です.テーマはお楽しみに!

 

 

Xstudy 感想集②「失敗・困難」編

木下です.

昨日に引き続き,Xstudy参加者の振り返りより.

 

質問は,「失敗したことや難しかったことは?」です.

 

 

 

メンバー全員の巻き込みに失敗しました。特に前半はHRに参加できないメンバーがいるにも関わらず、定期的な連絡や情報共有をきちんとせずに置いていってしまいましたし、他のメンバーに関しても、議論についてこれていない時点できちんとサポートを行うべきでした。また、議論の論点の整理の仕方が分からなかったために、話が堂々巡りすることが多く、皆のモチベーションの低下の一因になったように思います。

(総合人間・3回・女)

 

 

研究テーマに対するアプローチが(今振り返ると)単純すぎたかなと思う。

色々と意見は交換したはずなのに、それはあくまで一つの方法論についての議論であって、(学問という意味で)多角的な視点は用いられなかった。

最終的に時間の制約ばかり言い訳にして、論理を成立させるための城壁をつくることにのみ集中してしまったのが反省点である。

そういうことに冷静に突っ込みをいれることができなかったのも反省点である。

(社会・2回・女)

 

 

難しかったのは、議論の進め方。

最初のころはミーティングするたびに前の週の決定事項がひっくり返ったりしてなかなか前進している感じがしなかった。

もうひとつは、意見や解釈をチーム全員が完璧に共有理解すること。

ここができていれば議論も滞りなく進むのではないかと感じた。

(農・3回・男)

 

 

データを客観的に見わたすことができずに、そのまま調べた情報をグループのメンバーに「ただ提示するだけ」になってしまっていたことが失敗だと感じています。これをどうプレゼンにつなげられるのか、という詳細なビジョンを自分で考えられずに、メンバー任せになっていました。

(文・4回・女)

 

 

・本を読んでも、自分で消化しきれずに理解できていなかったと感じた。

・もう少し活発に意見を出していくべきだったと思う。

・プレゼンまでの準備期間において、時間配分ができていなかったように思う。

(商・2回・女)

 

 

全体的に頼りすぎな部分もありました。PPは坂本さんがひとりで作られたり、調べることに関してもなかなか自分の調べたことが活かしきれてないとこもありました。

3ヶ月の時間の使い方を間違った。結局始めに考えていたことと全然違うことをテーマにしなくてはいけなくなったり、仕方ないと思いますが、始めから発表したテーマにいきついていれば、もっと内容のある発表ができたとおもいます。

(国際関係・3回・男)

 

 

 

いかがでしょうか?

学習ではなく研究となると,自分たちで「何を調べ,どのように進めるか」を選んでいく必要があります.それは初めてやろうとすると,思っている以上に難しい.それでも,試行錯誤しながら進めていくことで,少しずつ<主体的に学ぶ>ということが分かってきたように思います.また,入ってくる情報を眺めて<疑問をもつ>ということもとても大事なことだと僕は感じました.

また感想の中には,チームで進めるということならではの難しさがあることも感じられます.ですがおそらく社会の中ではどんな仕事もチームでやる必要がある.これを意識的に経験していくことも重要なことでしょう.

 

今回は以上です!次回は,「今年取り組みたい課題」編です.

Xstudy 感想集①「学んだこと」編

木下です.

 

10月から進めてきました『Xstudy 〜大学生のための学際研究コンテスト〜』が,先週末の1月19日(土)に最終成果発表会を持って終わりました.参加者のみなさん,本当にお疲れさまでした.そしてセミナー提供や会場提供,審査員や飲み会への参加などでご協力下さいました皆様,本当にありがとうございました.関係してくださった皆様のおかげでXstudyを何とかやり遂げることができました.多くの反省点や課題も残りましたが,運営側としては,本当にやってよかったと思っています.

 

さて,3ヶ月半のプログラムを終えて,参加者には「振り返りシート」に取り組んでもらっています.そこに書かれていることが本当に素晴らしく読む側にとっても学びになるので,これから数回に分けて感想集を書いていきたいと思います.

 

 

第一回は,「どんなことを学びましたか?」という問いに対する回答です.

 

 

 

一番の学びは「知的生産」と「知的消費」の違いを感じ取れたことです。

今までは漠然と興味のあることを調べて満足し、特別何も残ることなく時間が過ぎること(=知的消費)が多かったように思います。しかしこのXstudyではアウトプットの機会が多く、研究や思考の結果を何らかの形にしていくこと(=知的生産)が求められました。

趣味としての「知的消費」と、成果が必要な「知的生産」を、自分の中ではっきりと区別できるようになったことが大変嬉しく思います。

 

他にも、電力にまつわる網羅的な知識、スライドづくりのスキル、会議の回し方など、学びは大変多かったように思います。

(法・4回・男)

 

 

価値観の違いの面白さ。とくに○○さんと意見がぶつかったときは、「そうか、そういう風に考えるんだ」という驚きが何度かあった。

パワーポイントやプレゼンも以前はあまり大事とは考えていなかったが、どういう風に伝えていくかということをより考えるようになったと思う。

意欲についても。チームで期限内に取り組むということが、ここまで自分を一生懸命にさせるとは思っていなかった。

(経済・1回・男)

 

 

・他のメンバーとやっていたので、時間をある程度管理する能力

・今まで特に年上に対して意見を言えなかったので、空気を読みながら発言する能力

(経済・4回・女)

 

 

コミュニケーション系及びマネジメント系

コミュニケーション系

他専攻、年齢、知識が違うメンバーと議論する時に学んだ。メンバーに自分の案の提案、他メンバーが出した案の修正をはかる時に、自分の意見、議論の収束に苦戦し、試行錯誤し、仮説を立て、改善することで学べたと思う。

また、メンバーのふわったした意見を詰めていく時、引き出していくことに挑戦した。これは、はっきりいってうまくいったとは思わない。が、これからの課題として認識できてよかった。

マネジメント系

Xstudyの研究を通して、研究計画を立てて、メンバーのモチベーションを保ちながら、計画通り進めて行くこと。

(エネ・M2・男)

 

 

毎週のミーティングを通して話し合いで自分の意見を前よりも言えるようになった。また知らない人でも少しは喋れるようになった。

勉強の面ではまず本を読むことの大切さが分かった。そして読んだ本をの言いたいことを組みとろうと意識して読もうとするようになった。読み取れたかは別として。

(法・2回・女)

 

 

・持続可能な社会を実現するために,国際機関,地域連合,国家は様々な取り組みをしていること.裏を返せば,自分たちが如何に無知であったかということ.

・話し合いを通して,人を心から信頼し,議論を形作る責任を持つこと.

・一次情報を理解して,それを活用すること,そしてその先の仮説を持つこと.

(工・M2・男)

 

 

研究の面白さと難しさ。

 何が正解で、何が答えであるか分からない問題に対して、現状を把握して、問題提起し、仮説を立て、先行研究や基礎研究ではどのようなことが言われているのかを調査して、その中から分かったことや未だに分かっていないことなどに整理して、さらには他の角度からの研究も視野に入れて研究を進め、その中でベストな答えを導き出すことがどんなに困難であるかを学びました。何を解決すれば、世界や社会は良くなるのか、これという答えはなくて、それでも何か課題を見つけて改善策を導き出して実行に移していかない事には何も変わらない。悩みながらも課題を見つけだし、それが本当であるかも分からないけど、その課題の解決することに集中して研究を進めていくことの重要さと、難しい複雑な問題であるからこそ、それを解決することの面白さがあるのだと感じました。

 研究を進めるうちに自分の経験や価値観からの主観が入り込んでしまったり、自分の今やっていることに執着してしまったり、客観性や論理性を見失ってしまうことがありますが、それを繰り返し本当に正しいと言えるのかどうか確かめながら進めることが重要であることを学びました。

(経営・4回・女)

 

 

 

次回は「失敗したこと・難しかったこと」編です!