Xstudy 感想集②「失敗・困難」編
木下です.
昨日に引き続き,Xstudy参加者の振り返りより.
質問は,「失敗したことや難しかったことは?」です.
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メンバー全員の巻き込みに失敗しました。特に前半はHRに参加できないメンバーがいるにも関わらず、定期的な連絡や情報共有をきちんとせずに置いていってしまいましたし、他のメンバーに関しても、議論についてこれていない時点できちんとサポートを行うべきでした。また、議論の論点の整理の仕方が分からなかったために、話が堂々巡りすることが多く、皆のモチベーションの低下の一因になったように思います。
(総合人間・3回・女)
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研究テーマに対するアプローチが(今振り返ると)単純すぎたかなと思う。
色々と意見は交換したはずなのに、それはあくまで一つの方法論についての議論であって、(学問という意味で)多角的な視点は用いられなかった。
最終的に時間の制約ばかり言い訳にして、論理を成立させるための城壁をつくることにのみ集中してしまったのが反省点である。
そういうことに冷静に突っ込みをいれることができなかったのも反省点である。
(社会・2回・女)
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難しかったのは、議論の進め方。
最初のころはミーティングするたびに前の週の決定事項がひっくり返ったりしてなかなか前進している感じがしなかった。
もうひとつは、意見や解釈をチーム全員が完璧に共有理解すること。
ここができていれば議論も滞りなく進むのではないかと感じた。
(農・3回・男)
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データを客観的に見わたすことができずに、そのまま調べた情報をグループのメンバーに「ただ提示するだけ」になってしまっていたことが失敗だと感じています。これをどうプレゼンにつなげられるのか、という詳細なビジョンを自分で考えられずに、メンバー任せになっていました。
(文・4回・女)
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・本を読んでも、自分で消化しきれずに理解できていなかったと感じた。
・もう少し活発に意見を出していくべきだったと思う。
・プレゼンまでの準備期間において、時間配分ができていなかったように思う。
(商・2回・女)
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全体的に頼りすぎな部分もありました。PPは坂本さんがひとりで作られたり、調べることに関してもなかなか自分の調べたことが活かしきれてないとこもありました。
3ヶ月の時間の使い方を間違った。結局始めに考えていたことと全然違うことをテーマにしなくてはいけなくなったり、仕方ないと思いますが、始めから発表したテーマにいきついていれば、もっと内容のある発表ができたとおもいます。
(国際関係・3回・男)
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いかがでしょうか?
学習ではなく研究となると,自分たちで「何を調べ,どのように進めるか」を選んでいく必要があります.それは初めてやろうとすると,思っている以上に難しい.それでも,試行錯誤しながら進めていくことで,少しずつ<主体的に学ぶ>ということが分かってきたように思います.また,入ってくる情報を眺めて<疑問をもつ>ということもとても大事なことだと僕は感じました.
また感想の中には,チームで進めるということならではの難しさがあることも感じられます.ですがおそらく社会の中ではどんな仕事もチームでやる必要がある.これを意識的に経験していくことも重要なことでしょう.
今回は以上です!次回は,「今年取り組みたい課題」編です.